ボートゲーム in 南伊勢

伊勢志摩国立公園の南の端 南伊勢町は阿曽浦沖をメインフィールドとしたマイボートによるルアーフィッシングのブログです。

エンジン載せ替えちゃいました~(^^)/

12月22日(土)・23日(日)

今のボートを買って早13年と8カ月、大きな故障もせずに回り続けてくれたTOHATSUの
TLDI MD70ですが、まだまだ元気に回ってくれていますが、さすがに老朽化が激しく、そろ
そろ大きなトラブルが起きるんじゃないかと気になってたので、いつも世話になってる船外機屋
バイク屋が本業?)に購入できるかどうかは分からないけどキャンペーンかなんかで安く手に
入る話が有ったら教えてくれと頼んで置いたのがちょうど1年前ぐらいでしたか・・・

その店からこの夏に電話が有って「どうもTOHATSUのTLDIエンジンはEUの新しい排ガス規制を
クリアできないので生産中止になるみたいで、TLDIがほしいなら今が最後のチャンスかもしれない」
とのこと。
4stの寿命は良く分からないのですが、この13年と8カ月ろくにメンテもしてないのに回り続けた
TLDIが素晴らしいことは知ってるのでダメ元で我が家の財務省に相談、承諾を得るまで時間が
掛かりましたが私の年齢を考えると最後のエンジンになるし、車をもう1回車検に出すことを条件に
合意に至り購入することになりました(^^)/

値段の方も世間相場から比べるとずっと安い値段だったのですが、今のエンジンも未だ故障してる
わけではないので、この12月に船底のメンテナンスとGarminの振動子を正式に取り付けるため
上架計画してたのでそれに合わせつけてもらうことにして、取りあえず抑え金だけ支払ってキープ
取付と残額の支払いはこの機に合わせてもらってた次第です。


1月22日(土)

この日は上架と船底清掃、振動子の取付と船底塗料の塗り直しまで計画してたのですが、午前中は
あいにくの雨、それでも時間は決まってるので取りあえず雨の中カッパを着込んで高圧洗浄機でコケ
落としと新しい船外機はトリムメーターだけコンパチではないので、新しいトリムメーターとの交換を
キャビン内で済ませました。

いつもの様にBeforeはこんな感じです。

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取りあえず雨の中出来る作業は終了したのですが、雨は止まずそれ以上の作業が出来ないので
造船所の大将と事務所で釣り談議に花を咲かせていたのですが、お昼ごろからようやく雨が止み
作業再開となりました。

その前に先ずはお昼ご飯、前回ちょっとキャンプ気分でお湯を沸かしてカップラーメンとおにぎり
ノンアルコールビールが楽しかったので今回もくせになって・・・

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キャンプ用のストーブ持ち込んでカップラーメン+ノンアルコール。
雨に打たれた後なので沁みました~


私の計画では日曜日の朝からエンジン交換、昼ぐらいに船を海に浮かべて慣らし運転を兼ねて少し
釣りもしたいなと考えてたので、とにかくエンジン交換を早く済ませたくて、自分で出来ることは
先にやってしまおうとエンジンのリギング回りを総て分解、あとは船体に固定してあるボルトを外せば
よいところまで作業を進めてるうちにようやく船体が乾いてきたので次の作業へ。

船体が乾いたら先ずやりたかった作業が防水用のシリコンの乾く時間も考えると振動子の取付。
ですが、ここはやはり船体に穴を開ける作業となるので取付位置だけ説明して造船所にお願いしま
した。

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なるべく船底が平らな部分のもっとも船のセンターに近い場所。


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Z方向は振動子の天板とボディの切れ目の線が船底の延長線上になる位置でバッチリです。


マニュアル通り船底と水平になるよう且つ船外機に干渉しない範囲で極力センター付近に取付
ました。(振動子もツルツルの樹脂ボディーをやすり掛けして足を付けて船底塗料塗りました)


次の作業は船底塗料のラインをマスキング⇒船底塗装となるのですが、造船所のアドバイス
もう少しよく乾かした方が持ちが良いよって言われたので、この日はマスキングと側面だけ塗って
船の底面は翌日にすることにしました。

ということで1日目終了したのですが、その途中でエンジン屋さんからTELがあり、ユニック車の
手配の都合で新しいエンジンを持ち込むのが10時ぐらいになるとか・・・・
8時から交換を予定してたので冒頭に書いたような昼から慣らし運転兼釣りの予定があやしく
なってきました・・・  (24日の月曜は仕事になっちゃたし・・・)



12月23日(日)

この日はもう少し天気が良いかと思ったのですが、雨が降ってもおかしくないような曇天。
この日雨が降るとやっかいなことになるので8時には造船所に到着して昨日の続きで船底塗装
を再開。
9時には終わったのでエンジンが来るまで船体に出来た細かい傷などをパテで埋めて行く作業を
してたところ10時過ぎに新しいエンジンがユニック車に載って到着です。

ですが・・、作業者は運転してきたエンジン屋の大将一人だけ、助手を連れてくると勝手に思って
のですがこれは・・・  昼からの釣りは更に暗雲が・・・

しょうがないので私が助手を務め昼飯の時間も惜しんで頑張ったのですが、結局船を海に浮かべ
エンジンやシフトの初期確認を済ませられたのがなんと15時過ぎ・・・

以下取付風景です。

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今日が最後の今まで頑張ってくれたエンジンです。 なんとなく寂しい気持ちになりますね。


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ペラだけ再使用するので外され取り外されました。


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空から降って来た新しいエンジン・・・


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船に仮固定した最初の印象は 「デカッ!!」 でした。 古いやつの2周りぐらい大きい印象です。


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これでカタログデータでは7kgしか増えていないとか・・・、にわかに信じられない大きさです。
なんでも遮音とメンテナンス性を高めるため今までぎっしり詰まってた筐体を大きくしたそうです。


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デカくなったので油圧操舵のアクチュエーターを組つけてから補機と干渉しないかとか、チルトした
時に船体に接触しないかとか色々確認しましたがなんとかクリアーで一安心です。


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15時前にやっと作業終了~、あとは進水を待つばかりの新エンジン

当初予定の3時間オーバー、この日は翌日のクリスマスイブの前倒しで孫達と夕食をいっしょに
する予定だったので、なんか釣って来るわって出掛けた手前、日没が迫ってましたがたとえ30分
でも竿を出したいと、沖へ向かったのですが、当然慣らし運転なので3000回転以上エンジンを
回せません。

結局ポイントに着いたのがもう15時40分、曇天だったこともあり既に暗くなりかけてます。

帰りもトロトロなので16時には帰路につかないと暗くなっちゃうので20分だけでもと頑張った結果
なんと奇跡が・・・

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奇跡のマハタ (^^)/ 6人~7人分ぐらいなら十分刺身が取れそうです。

他にもその短い間にマダイらしきアタリも有ったのですが、これは痛恨のミスフッキングで後ろ髪を
引かれまくりで帰路についた次第です。

ということで、釣りしたいがためエンジンのインプレッションやら細かいことは分からす仕舞いで日没
を迎えてしまったので、そのあたりは次回にでもリポートしたいと思います。

今回のエンジンは今まで付けていたエンジンの後継モデルなのですが、取りあえず分かったことは
ふた回りデカイのとアイドリング時の音の静かさ、それと始動時のアクセルワークの味付けが変わった
ことぐらいかな・・・?(ECUの方でスロットルを自動で開けてる様な感じがします)

他は、今回70PSから90PSへ出力も大きくしたのですが今は慣らし運転中なのでパワーの差は
まだ分かりません。


【追記】

今回のエンジン70PSから90PSに出力を上げてるんですが、もともとの70PSが90PSをデチューン
したものだったので、今回後継機種とは言え質量は7kg増えただけで船舶検査手帳の制限内なのですが、
出力の方は50馬力から70馬力の間との記述が有り、20馬力制限オーバーしております。

結構この船に90PSを載せてる記事をネットで観てたのであまり気にしていなかったのですが・・・
JCIに相談したところ臨時検査を2回と証書の書換を1回行わないといけないと言われ費用を振り
込んで申し込みはしたのですが、年内の検査はもう出来ないと言われたので、このあたりは年明けに
レポートしますね。

なんでも全開走行で安定しているか判断する耐久試験とやらを行うらしいです・・・