ボートゲーム in 南伊勢

伊勢志摩国立公園の南の端 南伊勢町は阿曽浦沖をメインフィールドとしたマイボートによるルアーフィッシングのブログです。

白内障手術体験レポート

8月6日(火)


先に話しますが、今回はタイトルの通り釣りの話では有りません。そして長文です

ので予めご了承ください。


最近右目の視力が落ちて来てコンタクトレンズを交換に行ったのですが、レンズの

度数を上げても視力が改善しないと言われ眼科医に診てもらったところ、なんと

この若さで(といってもあら60ですが・・・)白内障が進んでるとのこと、

ガ~~ンン!! ( ゚Д゚)


なんでも極度の近視の人は進行しやすいらしい・・・

白内障は薬では直せないので手術するしかありません、手術するなら設備の整った

総合病院を紹介しますがどうしますか?」と先生に宣告され「手術すれば治るのなら」と即決、とうとうこの日伊勢の日本赤十字病院で手術を受けてきましたので手術の

様子などレポートしたいと思います。

 

当日手術は昼からとのことで昼前に受付、15分ぐらい待たされた後検査室へ案内

され、看護婦さんから瞳孔を開く薬を5分おきぐらいに点眼(計5回ぐらい)、

その後眼科医より手術前の最終検査を受け「特に問題無いので予定通り手術しますね」と告げられ廊下の長いすで待機


その後再度看護婦さん登場し麻酔薬を点眼、10分後ぐらいに再度点眼してもらった

際「痛いですか?」と看護婦さんに聞かれて、少し沁みたので「ちょっと」と答える

と看護婦さんが首を傾げて「そうですか・・?」と・・・、???何か間違った回答

をしたのかとちょっと不安、その10分後ぐらいにもう一度麻酔薬を点眼して同じや

りとりをした後看護婦さん曰く「麻酔が効いて来ると2回目以降は痛くなくなるんで

すよ」、「点眼麻酔が効きにくい体質かも?執刀医に伝えておきますね」とそれ以上

麻酔薬点眼は有りませんでした・・・

えっ?麻酔効いてないってこと?と超不安状態で案内されるまま手術控室へ・・・

この時家族は別の控室へ案内されます)

この日はキャンセルや他の事情で手術対象者が少ないらしく、控室へ案内されたのは

私含め3名、他のお二方は確実に80才超えてるでしょっておばあちゃんで、なんか

私の年齢でこの手術を受けるのが恥ずかしい様なへんな気分・・・

控室ではベッドに横になるよう即され体温と血圧測定、私の手術は2番目なので

一人目が終わるのをそのまま横になって待ってましたが、なんかこの時間が一番嫌な

時間ですね・・・

 

一人目が手術室に案内された20分後ぐらいでしたか、看護婦さんが来てそろそろ

一人目の方が終わりますので靴を履いて下さいと・・・  とうとう来ました・・・

靴を履いて手術室へ向かうと途中で手に巻いたバーコードストラップの読取と

「名前をお願いします」と2回ほどチェックを受けいよいよ手術室へ・・・

 

手術室は意外と狭く中央に美容室のような椅子が据えられていて、その周りに色んな

機械やモニターが並んでます。

その椅子の向こう側に執刀医らしい男性の方が2人と手前に助手の若い看護婦さん

が4人~5人ぐらい待機している状況でした。

執刀医から「靴を脱いでこの椅子へ掛けて下さい」と促され椅子へ座ると看護婦さん

が手早く手術の準備を始めます。

体に心電図のセンサー、腕に血圧計、指先におそらく心拍センサー、他も付けてた

かも知れませんが良く分からないまま体にカバーを掛けられると「椅子倒しますね」

と手術台リクライニング開始、ある程度横になった時点で今度は顔にカバーを被せ

られ、その後手術する右目だけをくり抜いてるようです。
右目の周りは何か粘着物でシールされてる感じで、それを顔に貼り付けて行きます。

なんで貼り付けるんだろうと疑問に思ったのですが、この理由は手術が始まった

直ぐに分かりました。

先に瞼の回りを何度も消毒液で拭き取った後「では、※※※始めます」と執刀らしい

人が難しい言葉を発するといよいよスタートのようです。


「真上にある3つのライトをずっと見ていて下さいね」と言われたのですが私には

ぼやけて一つにしか見えませんが、まあ、いいかと目を動かさないよう凝視スタート、

すると直ぐに「麻酔打ちますね」と何か注射を打たれた感じが有ったのですが、眼球

に打ったのかそれとも目の周りのどこかに打ったのかが感覚的に定かではありません。


白内障の手術は点眼麻酔だけって聞いてたのですが、どうも私の麻酔の利きが悪いっ

てことで追加になったような気がします。

突然打たれて良かった~、先に聞いてたら不安倍増になるところでした。

その後は液体を目に流しながら手術が始まりました、この液体が顔に流れてこない

ように先ほど粘着物でシールしてたんですね。


液体越しにライトを見てるので更に視界がぼやけて何がなんだかさっぱり分かりま

せんが、おそらく水晶体を吸い出す機械だと思いますがすごい大きな音でゴーゴー

言ってたのが強く印象に残ってます。
ただ耳は良く聞こえてたので、執刀医ともう一人の男性の方の会話が聞こえてきます。
もう一人の方が「ああ、そうそう」とか「もう少し△×〇して」とか執刀医に指示し

てます、私の予想ですがどうも未だ経験の浅い執刀医をベテラン医師が指導しながら

施術してるような・・・

ええっ!!っとちょっと不安になりましたが、既にまな板の鯉なので無事に終わる

ことを祈るしかありません。

先ほどの麻酔が効いたのか手術中ほとんど痛みは感じなかったのですが、ちょっと

痛かったのは何か目の中に挿入された時でした「ちょっと目を押されるような感覚が

有りますが、痛かったら麻酔を追加するので言って下さい」と言われた後グィっと

目に何か入って来た感じが有りました。


ちょっと痛いというかすごい違和感が有りましたが、麻酔をまた注射されるのも怖い

ので「大丈夫です」と痩せ我慢。

それが3回ぐらい有ったでしょうか 手術はピークを過ぎたようで「では、レンズを

入れますね」と言われ、これが一番痛いのではと身構えましたが、これがあっさり

終わっちゃって拍子抜けでしたが、でもそれまで滲んで3つに見えなかったライトが

その瞬間3つに見えるようになりました。

ひょっとして視力回復したかも?と手術が終わりに近いことと視力が戻ったかもとの

期待で一気に緊張が解れていきます。

 

最後は「何とかナイフ」とか言ってたような、ちょっとチクっとしましたがそこで

施術は終了した感じで「終わりましたよ」って

その後顔に被せたカバーを粘着ごとバリバリっと外されて、顔を拭いてもらうと同時

に体中に付いてるセンサー関係を外した後「では軟膏を塗りますね」と目に何か薬を

塗ってから眼帯をテーピング「では、靴を履いて控室へ戻って下さい」と・・・

 

終わりました~、先生と看護婦さんにお礼を伝えて控室へ戻ると看護婦さんにまた

横になるよう即され「少し落ち着いたら血圧を測って終了ですよ」と10分ぐらい

横になった後血圧に異常がないこと確認してようやく控室を出れました。

 

その後は家族(娘)と小さい会議室で今後の説明を聞いてようやく総て終了となり

ました。

その際「鎮痛剤も出しておきますので、痛みが有る様なら服用ください」と言われ、

その時術後の痛みは少し沁みる程度だったので「今はあまり痛くないですが、麻酔

が切れると痛みが出てくるのですか?」と尋ねたところ「いいえ、通常麻酔が切れ

たからといって痛みが増すことは有りません、痛い方は術後直ぐも痛いって言われ

ますよ」と聞いて一安心、実際その通りで痛み(沁みる感じ)は時間と共に薄く

なって行きました。

 

おお~やっと終了です(^^)/ 自分は何もしてませんが何か達成感がありますね~、

浮かれて帰りの車内で記念写真です。

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帰りの車中で

付き添いを頼んだ娘も登場~


翌日再度診断を受けて経過良好なら眼帯外してもらえるんですが、待ちきれずに眼帯

の端を持ち上げてそのすき間から右目で回りを見てみたのですが、「なんかはっきり

見えてるかも」って感じありましたね~

翌日診察を受け眼帯を外したときは「おお~っ!!」って感じでした~、幼少期から

右目が極度の近視だったので右目でこんなハッキリした景色を見たのは生まれて

初めてです。


医者での視力検査の結果はなんと裸眼で1.0見えました。

術後の経過も問題無いとの診断で「当院での治療はここまでで、次回からは掛りつけ

の開業医へ通院下さい」とのこと。

視力が落ち着くのは術後1週間程度掛かるそうで、もしかしたらもう少し良くなる

かもしれないとの期待もあり、終わってみれば手術に踏み切っておいてほんと良かっ

たです。

白内障と診断されても怖いからとか、なんとか生活できるからという理由で躊躇して

る方居られると思いますが、リスクが無いことは無いとのことですが、私は手術を

受けることをお勧めします

 

ネットで検索しても手術の様子などを書いた記事が少なかったので、この記事がその

後押しになれば幸いです。