シーボーグ200JL ラバージギング仕様に改造
6月14日(日)
今回は釣行記ではなくリールのお話です。
私 ずいぶん前からラバージギングの時は電動リールを使ってます。
電動を使うのは深場での仕掛け回収(空巻き)がしんどいのと、少しでも早く
回収して手数を稼ぎたいというのが主な理由です。
※私の場合、掛ける釣りをするので竿同様ハンドルに伝わる魚信が大事、従い
電動巻きで誘うという用途には使いません。
なのでなるべく巻取り速度の早いモデル、且つ私の場合ラバーを風下へフル
キャストする関係でなるべくボディが小くてフルレベルワインドが付いている
モデルが理想 = シーボーグしかないという理由でシーボーグの200JLを
愛用してます。(初代はモータが焼けたので今は2代目)
このリール、良いところも沢山あるのですが私のスタイルに合わないところも
いくつかあって一番気に入らないのが下記の2点です。
①普通の洗い方(メーカー推奨方法)ではいずれ塩噛みして回らなくなる。
②ジョグダイヤルがスプール上に有るのでスプールをサミングするスペース
が狭く、よくアタリが有って合わせを入れた際にサミングしている親指で
合わせを入れた瞬間にクラッチが切れるので魚は逃げるわ、リールはセット
プレートギヤシャフトを舐めて痛むわでこれが一番の大問題です。
①については流水洗浄だけではダメで1号機はメーカー推奨方法を励行していた
為 しょっちゅうベアリングを交換してましたが、それでもモーターを焼いてし
まいました。2号機はこれに懲りて洗面台にちょうどリールが半分ぐらい浸かる
ぐらい水を張りハンドル側の半分を水没させたままハンドルをぐるぐる回し塩抜き
することで1年半ほど使ってますが、今のところ潮噛み症状は出ていません。
※ハンドルの反対側は電気配線が有るので全水没はまずいのと、そちらは樹脂ギヤ
ばかりなのでそう神経質にならなくても大丈夫そうです。
あと、この方法ではある程度グリスも流れ出てしまいますので、私の場合は2か月
に1回ぐらいの割合で分解してグリスアップしてます、これをしないとどうなるの
かは・・・??? いずれにせよメーカー推奨の方法ではないので試してみたい方
は自己責任でお願いしますね。
②についてはそうならないように体に覚えさせれば良いのかもしれませんが、私の
場合長年沁みついた条件反射で体が動いてしまい体得は無理とあきらめました。
1号機は真鍮製のギヤシャフト(スプールピンに噛み込む部分)の溝を舐めてしまい、
ロックが効かなくなったので自分でやすりで削って溝を深くすることでロックが効
かなくなる症状は解決できたのですが、もちろん魚を掛け損ねることの解決にはなり
ません。
2号機はさすがにクレームが多かったのか真鍮のギヤシャフトの溝が元々深く掘って
あり(ギヤシャフト自体延びた?)対策が施されていましたが、今度はこれが仇に
なりガリガリガリとやっちゃうとギヤシャフトでスプールシャフトを押してしまい、
スプールに貫通しているシャフトがズレることが分かりました。
これを何度か繰り返すとスプールシャフトだけハンドルと反対方向へずれて、そちら
側の軸受けに強く当たるようになりクラッチをオフにしてもスプールにブレーキが
掛かったように重くなります。
最初は軸受けに2枚入ってる受け皿(スプールワッシャ)を1枚抜いたら軽くなっ
たので、原因が良く分からないまま使っていたのですが、2回目同症状が出たので
「ひょっとしてスプールピンがずれてる?」と疑うようになり、試しにプラスチッ
クハンマーで軽く叩いてみたところ「ああ~ずれるじゃん!」と原因発見です。
スプールを交換すれば直るかもとネットで値段を調べるとスプールキットだけで
¥6,000以上します、また、もともと軸方向に掛かる力に対してはメーカー
もあまり考えてないと思うので新しいの買っても直る保証はありません。
なので、スプール交換は無駄と判断して、トラブルの末起こった不具合を直すの
ではなく元直しをしようと考えました・・
ようは親指でクラッチレバーを押してガリガリガリとならなければこんな修理は
必要なくなりますし魚のフッキングミスも減少し万事解決します。
で、一生懸命考えました~ (^^)/ で、対策したのがこの写真です。
【Before】
ビフォーの写真を撮り忘れたので、1号機の写真です。
この黄色枠の部分がじゃまなクラッチレバーとなります。
【After】
パンパカパ~ン 指に当たるクラッチレバー取っちゃいました~!!
これでスプールの上が広々使えます!!
じゃまなクラッチレバーを撤去して、レバー金具をハンドル側に曲げ機能を残した
ままサミングエリアを広げました~
(調べたところレバー金具だけなら¥600ぐらいなので結果ダメで廃棄となっても
大した損害にはなりません)
元々私の釣り方ならクラッチレバーが元の位置にある必要は無く、投入時には左手
でクラッチオフ、着底したらハンドルを回してクラッチオンの繰り返しですから。
これで、右手の親指でクラッチレバーに触れることはなくなり、あのいやな「ガリ
未だ実釣では試してませんが、家でエアーフィッシングしたら良い感じ! きっと
うまく行く確信が有ります。
これで掛け損ねが減って釣果もグンっと上がると良いのですが・・・ハハ
一度実釣で試してみて使い安くなったらまた報告しますね!!