ボートゲーム in 南伊勢

伊勢志摩国立公園の南の端 南伊勢町は阿曽浦沖をメインフィールドとしたマイボートによるルアーフィッシングのブログです。

風対策

4月23日(日)

私のフィールドは志摩半島のちょうど南側に面していて、海に出るとちょうど北が陸でそれほど高くはない
ですが水際まで急峻な山肌になってて南が太平洋となります。
ですので、南風が吹くと海が荒れて私の小舟では歯が立ちませんが、逆に北風だと平野部が無いので風は
山を吹き下ろしては来ますが、山影になる関係で波はそれほど高くはなりません。ですので強い風でボートが
押されるスピードさえコントロール出来ればなんとか釣りになるんです。

また、私のボートは船底形状やヘルムステーションの位置などの関係で船外機を支点としてボートが風に
立ってしまうため漁船の様に風に対して船を横に向け、どてらに流すということが出来ません。
よって、風のある日はシーアンカーを使って風に押されるスピードにブレーキを掛けながら真っ直ぐ流して
行くんですが、私の使い方は世間常識からちょっと外れて普通バウから流すシーアンカーをスターンから
流しています。
いろいろ試したのですが私にはこの流し方が一番向いているという結論になったからです。

バウから流した方が風と波に対する船の抵抗が減るので流されにくいのですが、どんな船もそうだと思い
ますが、バウ方向へ行くほど波の影響が大きくなり動揺が激しくなるのと足場が狭くなるので、バウから
シーアンカーを引くとルアーが着底して、さあこれから釣るぞって時に着底回数を増やそうと船上移動すると
釣り場の環境としては悪くなる方向になるのです。
あとシーアンカーをバウから回収する時足場が高いので余計な労力が掛かるというのも手前船頭だと放置
できない問題です。

以上のことから私はスターンから引いているのですが、バウから流すときとは反対に風波の影響を大きく
受けるため流されやすくなってしまいます、釣りやすさを取る代わりに流されやすいことを我慢するという
ことですが、これはある程度大きなシーアンカーを引けば解決できる問題で私の場合は21ftの船に25ft用の
シーアンカーを引いていました。

PlastimoのLサイズ、直径90cmのやつで開口部にはワイヤーが入ってて投げ込むだけで勝手に効いてくれ、
生地も丈夫でコスパは良かった・・・   のですが・・・
最近今まであまり行かなかったDEEPへ行くようになり、深い分だけルアーの着底が遅くなり、今までのシー
アンカーでは不満を感じるようになって来ました。

私の釣り方は風下へフルキャストしてカーブフォールして沈んでいくルアーが船の真下で着底するのが理想
なんです。
世間ではどてら流しが流行ってるらしいのですが、私の場合、おそらく1/3以上フォールでアタリを拾っている
ので、糸があまりにも斜めに出ると引っ張られるアタリは分かっても、フワッと軽くなるアタリは分かりにくくなる
ためです。

で、さらなる対策として考えたのが単純ですが、もっと大きなシーアンカーを使ってもっとブレーキを効かす
でした、ネットで色々探したのですが大きい物は非常に高い、それと大きいのはパラシュート型が多く投入や
回収が面倒くさそう、且つ使用したら塩抜きしてくださいとか・・・ ありえないし。

そして、ようやく見つけたのがTOP WATER TACKLE社製の25ft~30ft艇用のもの。
生地は丈夫そうで、Plaitomo社製同様4本ベルトでシンプル構造、定価も手の届く範囲でした。
広がった時の直径は書いてなかったのですがおそらく畳んだ時の長さが208cmとありますので、 展開時の
直径は:208×2÷3.14=132.5cm となり、単純にPlaitimoの直径90cmの2倍以上の開口面積となる
計算です。

これは絶対に効果あるでしょ!と早速この週末検証実験することに。
土日休みだったのですが、さすがに土曜日の天気予報では風が強すぎ且つ1日中吹いてるってことで
あきらめ、午前中で風は収まるとの予報の日曜日に検証してみました。
イメージ 1


















流した様子はこんな感じ、見栄島が遠くに見えますね~ 

ここで水深105m、このときで7m/s前後の風速ぐらいと思います。
結論から言いますと、私の今までの常識だと7mの風+105mの水深で真っ直ぐ底を取るなど考えも付かな
かったのですが、なんと、これが可能となりました。120gだと少し斜めに出ますが150gだとほぼ気にならない
レベルで着底します。
「スッゲ~!!」伊達にでかくないぞこいつは・・・って感じです。

ただ、回収の際、スターンから流している都合上、真っ直ぐ回収するとロープが船外機に絡むので、回収
ロープは使わず、今までは力業で回収してたのですが、これは当然ですが無茶苦茶重くなりました。
なんかシーアンカーを寄せているというよりボートをシーアンカーに近づけているという方が正解かもしれま
せん。
これは何か対策を考えないとこの作業で背中を痛めそうです、あと、Plastimoと違って枠にワイヤーが入って
ないのできちっと開くのに時間が掛かる感じです。
これは投入時に予め開きやすい形にして投げ入れて、ロープを手でツンツンと引っ張ってやると綺麗に開く
ことが分かったので慣れが解決する思いますが、でかいので風が強い中 投げ入れるまでは扱いにくいのは
確かです。
あとは波の問題ですね、スターンが風上向いてる都合上、波がスターン側から打ち込んできます。
Plastimoでも当然有りますが、ブレーキがよく効いている分ちょっとひどくなったような気がします。
私の船ではモーターウェルを超えてデッキまで打ち込んでくることはほとんどないのですが、これに恐怖を
感じる船はスターン流しはお勧めできません。やってみようって方は自己責任でお願いします。

ということで、今後は風がそこそこの日はPlsatimo、5m/sを超えてきたらTOP WATERって使い分けに
なって、北よりの風なら少しぐらい強くても釣りになるってことで、今まで風が強くて出船をあきらめていた日も
出れる日が増えそうです。
週一フィッシャーマンにとって週末の天気はすごく気になるところですが、これで少し余裕が出来た感じで、
良い買い物が出来たと思います。めでたし めでたし。

すいません、自己満の話が長くなりました。もちろん釣り道具も持って出たので・・・
イメージ 2


















グラマーマダイと新作150g ブラックアワビの雫

今回の第一目的は新しいシーアンカーの効き具合を知るだったので、北西風の山影となり風が若干落ちる
塩釜沖ではなく敢えて吹きっサラシの見栄島沖をチョイスして入りました。
実験が終わったら塩釜沖へ移動してなんとかお土産をと考えてたのであまり期待はしてなかったのですが・・・

ちょうど100mぐらいだったか、新作150gの雫ブラックアワビ貼りバージョンで底取りの検証してた時に
今回も先週同様絵にかいたような反応で食って来ました。ジャスト60ぐらいですが、先週のと同様パンパンの
グラマーさんで、卵がしっかり入ってました。

その後手巻きの道具に付けていたこれも新作ピンクゴールド120gにアマダイが食って来たのでこれでオカズ
はキープ出来たのですが、9時半ぐらいだったか予想より早く風が落ちてからは魚の反応も落ちてさっぱり
当らなくなってしまいました。

その後検証も終了したので塩釜沖へ移動したのですが、状況は変わらず、尻つぼみがいやだったのでこの
日は14:00まで粘ってやっとチダイを追加して納竿としました。
(その間「このヘタクソ!」ていうのがが2回ほど有りましたが・・・)

最終的にはこんな感じでなんとかおかずキープってとこでした。
イメージ 3


















最初から塩釜沖へ入ったらまた少し結果も違ってたのかもしれませんが、この日の目的は予想以上の結果を
納めましたのでおかずまで付いてきてラッキーぐらいに考えることにします。

【追記】
そうそう、先日紹介したサビナイフ9もこの日初仕事したのですが、これがまたスゴイ!!
いままで切れないナイフでゴリゴリして切っていたマダイのエラがサクって感じで刃が入るんです、あまりの
あっけなさに本当に切れているのか両手でエラを広げてみましたが3枚ぐらいいっぺんに綺麗に切れてる
ではないですか!

 「オオ~、サスガ MADE IN JAPA~~N」  外人のおっさん風で発声お願いします。

目から鱗でした、あとはこの切れ味がいつまで持続するのでしょう?ってとこです。
もう一点使ってみての問題点としては刃幅が結構広くて今のロッドフォルダーにあるナイフ差し用の穴に
入らないので次回穴を広げて加工しようかと考えてるのですが、柄の長さに比べ刃渡りが短いので穴に
差しただけでは安定しないような・・、さやごと固定した方が良いかも・・・

また、ちょっと思案しどころですね。