ボートゲーム in 南伊勢

伊勢志摩国立公園の南の端 南伊勢町は阿曽浦沖をメインフィールドとしたマイボートによるルアーフィッシングのブログです。

奇跡の鯛

2014年1月5日
 
皆さま新年明けましておめでとうございます。
 
そしてご無沙汰しておりました。
家の改装のゴタゴタでしばらく海から足が遠のき約2カ月ぶりの更新となります。
やっと落ち着きましたのでまたチョコチョコUPしていきます。
 
さて、正月休みも大詰めの1月5日、お客さんやらなんやらも片付いてやっと自分の時間が
取れそうなので久しぶりに海に出たいと前日に天気予報を確認すると天気は良いが風が
強いとの予報・・
しかし、頭の中はもう「行くモード」になってたので風が強い日の作戦を考えることにしました。
イメージ 1
朝6時 久しぶりなので夜明けの時間感覚が無くちょっと早く港に着きすぎた感じ・・真っ暗・・。
クルマから出るとやっぱり、風は強いし寒いし・・、ちょっと弱気になりましたが、釣り始めとなるこの日
手ぶらでは帰れんと気を取り直して出船です。
 
しばらく出て無かったのですが、バッテリーはメンテナンスしてたのでエンジン一発始動 船のコンディ
ションばっちりです。
ですが、港から出てみるとやはり北西の風が強くパラシュートを曳いても流し釣りには厳しい状況・・
ましてこの時期反応が渋い鯛を獲るとなるとほぼ奇跡に近い状態です。
最初は小鯛でも遊んでくれればと風裏になる湾内の45m~55mラインでしばらく反応をみたのですが
これがまた生体反応皆無、このままでは絶対釣れない自信が湧いてきたので¹一か八か阿曽の山陰で
何とか釣りになるかもしれない沖へでてみることにしました。
 
現着してみるとスターンからパラシュートを開いてメインエンジン・補器共おろしてギヤをいれてプロペラが
回らないようにしてブレーキをかけて何とか底を取れる状況、波が小さかったのでスターンから被ることが
無いことだけが救いです。
当然手返しが悪く場所を転々とすることなど出来ないし、最近出てないので鯛の居る水深もデータが無い
しかるに山影で比較的風が弱く、風に押されながら広範囲な水深を探れるラインで過去に鯛が釣れた
ところをトレースすることにしました。 まったく根や漁礁も入ってないところですが選択肢は他にないので
 
南伊勢では北西の風が吹くと丁度岸から沖へ向かって船が流れるので60mからスタート、65m付近で
この日初めてのアタリが、着底後巻き始めて即でしたが鯛ではないアタリ、フッキングした後もあまり抵抗
しないし・・、上がってきたのはなんとこの時期にはあまり釣ったことがないマトウダイ、キモ醤油にすると
すこぶる美味しい魚なのでラッキーです。手ぶらは免れました。
その後 今度は回収途中の表層に近いところで何やらヒット、そんな水深で食ってくる奴はだいたい察しが
つきます。そうです、これも季節外れのゴマサバ、結構丸々してて美味しそうです。
しかし、どちらも私には夏の魚というイメージが強いので   この寒さの中・・・です。
 
そしてそのまま続けていると75mラインで回収しようと巻取りスピードを変えた瞬間もそっとした不明瞭な
アタリが!即座に合せたのですが、残念 フッキングに至らず、追い食いを期待してそのままリトリーブすると
今後は明確なゴツンというアタリが、合わせた動作がスイッチを入れたんでしょうね、今度はがっちり掛かり
ました、居ましたよ奇跡の鯛です。 60cmぐらいかな・・半ばあきらめてたので・・感激です。
その後、またサバを追加して82mに差し掛かったところで底を切った瞬間にまたまたもそっとしたアタリが、
今度も間髪入れずに鬼合わせを入れると奇跡が再びです、今度のはさっきよりもう少し大きい70弱ぐらい
でしたが他の季節と違ってあまり強くは引きません。
やっぱり季節でずいぶんコンデジションが違うんですね。この時期アタリを取るのが難しいのがなんとなく
理解できます。
 
その後90mラインまで流したのですが、そのあたりまで来ると山影の恩恵は得られず、底を取れなくなって
きたので面倒くさいですが2回ほどボートを走らせてその付近の同じコースをトレース、もう1回だけ鯛を
掛けましたが、これはリフト途中でフックアウト。時間も正午を過ぎまったくあたらなくなったので納竿する
ことにしました。
 
今回の釣りでは75m~85mでアタリがでました、今度はもう少し風のおとなしい日に今回探れなかった
100m~120mラインも探ってみたいと思います。