ボートゲーム in 南伊勢

伊勢志摩国立公園の南の端 南伊勢町は阿曽浦沖をメインフィールドとしたマイボートによるルアーフィッシングのブログです。

ああ~、面白かった(^^)/

5月20日(日)

この週も土曜日仕事、日曜日も前日の風が残りそうだったのでどうしようかと考えてたのですが、
まあ家に居てもノープランだし、ちょっとやって早い目に帰って来ようと取りあえず出てみることに
しました。

結果から先に言うとこんな感じでした。
イメージ 1

















おっきい青物久しぶり、今年の5月はお目に掛かれないのかと思ってました。
(氷の下にアカハタ1匹居ますが引っ張り出すの忘れました・・)


この日、天気予報では朝の風は7m/sでうねりが3mぐらいあるようなこと書いて有ったのですが、
実際に贄湾に出てみると うねりはまったく無い代わりに風は10m/s以上吹いてると思われる強風、
「これじゃ沖に出れないわ」と湾内の浅いところでシーアンカーを引っ張りながら風が収まるのを待つ
ことに・・・

魚探の画面は相変わらずベイトだらけなので凪待ちの間当然雫を落としてたのですが、反応が有った
のはアカハタ1匹だけであまり活性は高くなさそうです。
7時ぐらいまで待って風が落ちそうもなかったら本気で帰港も考えてたのですが、6時半ぐらいから
ようやく風が落ちだして沖に出れるレベルに

プラン無いながらも、この日3mのうねりが有れば先週に引き続き磯を叩いてみようと思ってたのですが、
前述のようにサラシはまったく無い上、強風の中磯際で船をコントロールするのも難しくヒラはあきら
めてマダイでも居ないかと久々に見栄島沖に入ってみることにしました。

しばらくやってみたものの、まったく反応が無いのでポイント移動を考えてた時でした、カモメの群れが
近づいてくるのを発見、目標を持った飛び方をしてるのでその下の海面をよくよく見ると「んんっ?魚?」
と風で白ウサギだらけの海面にちょっと違う水しぶきが・・・
そのままのコースで来ると私の船の近くを通るので急ぎ雫を回収、ですが、このナブラ移動速度が
速く雫を回収し終える前に船の周りは水しぶきだらけ・・、ぐずぐずしてると間に合わないので回収
途中の竿をトローリング用のロッドホルダーに刺し、用意してあったキャスティングに持ち替え水しぶきの
中へキャスト~、一発で掛かりました(^^)/~ が・・・

水しぶきの大きさでハマチサイズじゃない事は分かってたのですが、あいにくキャスティングに結んで
あったのは磯叩き用のミノー、磯へ掛かっちゃってもハリを曲げて回収できるように、このミノーには
細軸のハリを付けてあります。
ヒラならこれでなんとかなるんですが・・・「大きいとまずいな~」とは思ってたのですが不安的中、
ドラグをそうとうユルユルにしてたにもかかわらず、1匹目はハリを延ばされてサヨナラ~となり
ました。( ;∀;)


こりゃダメだ・・ってことで、急ぎルアーを伝家の宝刀「Surger+太軸ハリ」に変更、だいぶ離れて
しまった鳥山を追いかけて刺激しないよう風で押されて近づけるようにとちょっと遠巻きの風上に
船を回したんですが、それでも瞬間で沈んじゃいました~、この警戒心、魚が大きくなればなるほど
敏感ですね~
幸いすぐにちょっと離れたところから再び現れたのですが、次は頭を使わないとチャンスがどんどん
遠のきます。

観察してるとナブラの進行方向は一定でこれなら待ち伏せできるかもと、今度はナブラを遠巻きに
追い越して ここに来るであろうというポイントに先回りエンジンも止めて待つこと数十秒、狙い通り
でした。
警戒心なく射程距離に入ってきた水しぶきにSurger突撃~で、着水してスラッグをとった時には
既にヒット―!!してました、ハハ

イメージ 2




















これが伝家の宝刀 SMITHの「Surger」個人的にはジグミノーの最高傑作だと思ってます。

上がって来たのは80ミドル、これを絞めて写真撮ってしてたら15分ぐらい経過してたので、次追い
かけようとあたりを探すとナブラははるか彼方に・・・、それでもなんとか追いついて先ほどの作戦を
再試行でこれもワンキャストでヒット~、次のはだいぶ頑張ってくれましたがなんとかゲット、(キャス
ティングも長いことPEを交換してないので長い走りが怖い・・)今度のは90を少し切るぐらいかな、
まあ似たり寄ったりのサイズのナブラだったようです。
これを締めてる間にまた時間ロス、向かったであろう進行方向へしばらく船を走らせて探しましたが
今度は本当に沈んでしまったようで発見できず久しぶりのナブラ打ちは終了~となりました。

その後は見失ったポイントでしばらくジギングしてみましたが、直ぐに疲れちゃって・・・、先週ちょっと
活性が高かったポイントでラバージグでマダイも探ってみましたが、この日は本当に底物の反応が
悪くモチベーションが持ちません、で、お土産も出来たことですし、もともと早く帰る予定だったので
11:15で納竿としました。

私のフィールド、ボートフィッシングを始めた当初は春と秋の年2回ナブラ打ちが恒例行事だったの
ですが、ランプ船(巻き網漁)が沖で根こそぎ掬っちゃうようになってからナブラを見かけること自体が
珍しくなってしまい、大型魚のナブラはほんと久しぶりでした。

この日は様子見程度と釣果を期待してなかったのですが、久しぶりに「血沸き肉躍る」楽しい釣りが
出来ました。
単純に獲物を追いかけて仕留めるナブラ打ちって妙に興奮しますよね、人間の持ってる狩猟本能を
五感で刺激するのかもしれません、やっぱ、先週に引き続きキャスティングは楽しでした。

来週も出ないかな~

【追記】
ブリとワラサ、釣人は80cmを超えるとブリと呼ぶらしいので基本今日釣ったサイズは2本ともブリ、
なので知人から釣果などを聞かれるとブリ釣ったよって答えるんですが、我が家の嫁の母親は
魚屋さんの娘で大きいサイズの魚を釣った時は持って行っておすそ分けついでに捌いてもらうの
ですが、このおばあちゃんがなかなか手強くてそう簡単にはブリと認めません。予想通り今日
釣った魚も「ああ、いいワラサだね」って(笑)

どうも業界の人は長さじゃなくて目方で判断してるみたいで、おそらく8kg~9kgとか超えないと
ブリと呼ばないようです、その関係で私がいくら正論を唱えても我が家ではこれは「おばあちゃんが
認めないからワラサ」なのです。

80超える魚は数釣りましたが、あばあちゃんがブリって認めてくれたのは私の人生で5回?あるか
ないか・・・
なので私が心底ブリと呼べるのはおばあちゃんが認めてくれる8kg超えるもので、80を超えてる
からという理由で人に聞かれたり文面でブリとか書くと少し罪悪感を覚えてしまいます。